インテリアコーディネートの第一歩
<コラム>

山口三千恵(山口タンス店)インテリア・デコレーター
シェフィールド・インテリアスクール(ニューヨーク)卒業


インテリアレッスンPert.1
 インテリア雑誌などを眺めながら、「これはいいな。」とか「こんな部屋にしたいな。」と思ったことはありませんか?でも、ただ漠然と見ているだけではレッスンにはなりません。大切なのはインテリアの3つのポイントを確認しながら、なぜ、そしてどこがいいのかを見ることです。その3つのポイントとは:
@暮らし方や動線を考えて機能的になっているか?
A部屋、家具、小物、色などがスタイルやテーマに沿った雰囲気になっているか?
B全体があらゆる面で調和しているか?
 この機能(function)、雰囲気(mood)、調和(harmony)を考えながらチェックを繰り返すうちに、何をどう見ればいいかがわか ってきます。                                           
                                                                                                  

「少しでも快適で美しい部屋作りをしたい。」これは多くの人々の願いです。その一方、
「何をどうして良いのか解らない。」そう悩んでいる人も少なくありません。そこで・・・・・・


 インテリアレッスンPert.2「機能について」
 どんなに美しくデザインされた部屋でも、必要な機能が満たされていなければ使いづらい部屋となってしまいます。
例えばリビングルーム。どんな活動が考えられますか?『会話を楽しむ』なら、、何人位座れる椅子をどの位置にレイアウトすれば会話がスムーズに行くかとか。『本を読む』なら、イスやライトを考慮します。『テレビを見る』なら、テレビを置く場所、見る場所、座り心地のいいイスなど。『お茶を飲む』なら、それを置くテーブルの高さ、大きさなど。自分の生活を考えながら紙にまとめていくと良く分かるでしょう。
 また、インテリア雑誌を見るときもそういう目で見ていけば、「これはいいレイアウト。」とか「ここはもっとこうすべき。」というこ
とが解り、とてもいい勉強になります。早速始めてみませんか?                                      
                                                                                                  

インテリアレッスンPert.3「スタイルを決める」《@トラディショナルスタイル》
 スタイルが決まれば、どんな雰囲気にしたいか答えが出やすくなります。そこでいろいろなスタイルを見ていきましょう・。
 トラディショナルスタイルと言えばヨーロッパの昔から受け継がれたインテリアスタイルですが、あまり流行に関係なく、落ち着いた格調高いムードがあります。また、時代により少しずつスタイルも変わっていき、最初はかなり重厚だったスタイルが曲線的な猫足などのスタイルになり、その後直線的なスッキリとしたスタイルになりました。
 国は違っても時代が同じであれば似たスタイルなので、国か時代を合わせれば、きれいにまとまります。
 日本は天井が低めで建具もヨーロッパに比べるとシンプルなので、あまりデコラティブになりすぎないようにするか、一部分にデコラティブなものを持ってくるといいでしょう。また輸入家具を購入するときは、靴を脱いで座ってみて高さが自分に合うかチェックする必要があります。                  

 

Michie Yamaguchi

Michie Yamaguchi

インテリアレッスンPert.4「スタイルを決める」《A20世紀スタイル》
次に20世紀のスタイルを見てみましょう。20世紀スタイルは4つのカテゴリーに分けられます。”アールヌーボー”、”アールデコ”、”バウハウス”そして”ポストモダン”です。20世紀スタイルは装飾性と実用性、そして手工芸と機械という相反する物の中で発展していきました
また、今まで木材しか使われていなかった家具に成形合板、スチール、プラスティックなど新素材が生まれ、それによって新しいデザインも可能になりました。
 では先ずアールヌーボーから見てみましょう。アールヌーボーの4つの特徴は@手仕事、
自然からのインスピレーションを受けた曲線、B木彫、C柔軟性のある形です。1890年にパリで開花し、アメリカを含め、他の国々にも広がりました。アメリカではティファニーが有名ですね。自然をモチーフにした壁紙にし、ティファニーのランプを置けばアールヌーボーらしい雰囲気になりますよ。


インテリアレッスンPert.5「スタイルを決める」《Bアールデコスタイル》
 1925年にパリで開かれた国際装飾展(Exposition Internationale des Arts De'coratifs)がこのスタイルの名前のもとになりました。
 材料はシタン、明るいクルミ、ガラス、スチールなどが使われ、直線や円を主体(機械でも生産できるように)とした幾何学的構成が特徴です。
 色の特徴としては、青みがかったグリーン、カッパー(銅色)、くすんだオレンジ、バニラ、金、銀など。これらの色を中心に1920年〜30年の絵やポスター、ゼブラ柄、ヒョウ柄などのクッションをアクセントに飾ると雰囲気がでます。バックにジャズを流してもいいでしょう。
Michie Yamaguchi